2023.04.08 モチベーション
モチベーションを上げるのは褒めることではなく○○すること
「従業員のモチベーションを上げるために、出来ていることを褒めようとは思うけれど、なかなか成果も出せていない中で褒める所がない...」
こんな話をお聞きします。
モチベーションを上げるために、褒める以外にできる方法があります。
それは「承認する」ということです。
コツさえつかめば、褒めるよりも取り組みやすい方法です。
承認とは、「相手の存在や変化、成長、成果に気づき、それを言語化して伝える」ということです。
承認には、次の4つのタイプがあります。
1.結果承認 行ったことの結果や成果を認める
2.行動承認 行ったことそのものを認める
3.成長承認 本人の過去と現在を比べて成長を認める
4.存在承認 存在自体を認める
「結果承認」は、一番分かりやすい承認だと思います。
成果が出ていることは、見つけやすいし、伝えやすいですね。
「行動承認」も、想像しやすいかと思います。
成果が出ていなかったとしても、成果を出そうと行動を起こしたことはあるかもしれません。その行動を取ったこと自体を認めます。
ここで、「成果が出ていない」「行動を取ったことも認められない」という場合もあるかもしれません。
そんな時に使えるのが、「成長承認」です。
上司から見て期待するようなレベルではなかったとしても、本人の中で、成長しているところはないでしょうか。
例えば、以前はできなかったことができるようになった、以前よりも高いクオリティを出せるようになった、などです。
そのことを、言葉で伝えましょう。
「成長したところもどうしても見つけられない」という場合は、「存在承認」という「究極の承認」があります。
相手の存在自体を認めるというもので、例えば挨拶などがそれに当たります。
挨拶は、単なる儀礼的な言葉ではありません。
「あなたの存在を認めています」「あなたに関心を持っています」と相手に伝える効果があるのです。
気持ちのこもった挨拶をされると、気持ちが良いですよね。
以前勤めていた職場で、朝挨拶した時に、いつも笑顔で手を挙げて応えてくれた上司がいました。
単に「おはよう」と言われるだけよりも嬉しくて、朝から気分が良くなったのを覚えています。
モチベーションを上げるために、褒めるだけでなく、相手を承認することは効果があります。
「成長したところを見つけて伝える」、「挨拶などで存在を認めていることを伝える」、ぜひ職場で試してみてください。
CONTACT
お問い合わせ
研修やコンサルティングなどに関してのご質問やお見積りの依頼などお気軽にお問い合わせ下さい。
お問い合わせフォーム