従業員にネガティブな傾向が強い時は?

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2023.04.09 モチベーション

従業員にネガティブな傾向が強い時は?

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「従業員が、もっとポジティブな視点を持ってくれたら」と思うことはありますか?

一つの方法として、「Good&New(グッドアンドニュー)」というものがあります。

これは、アメリカの教育学者である、ピーター・クライン氏によって開発された方法で、気軽に取り組むことができます。

 

ポジティブな視点を持つ

一人ずつ、メンバーの前で「良かったこと」と「新しい発見」を発表していきます。

「立派な内容」でなくとも、どんな小さなことでも大丈夫です。

メンバーは、それを聞いて拍手して受け止めます。

オリジナルは「24時間以内に起こったこと」を話しますが、慣れない内はハードルが高いかもしれないので、「1週間以内に起こったこと」や「週末に起こったこと」などとしてもよいかもしれません。

 

これを行うことで、「どんなことに興味があるのか」、「どんなことを嬉しいと感じるのか」と言った、それぞれの考え方をお互いに知ることができます。

すると、会話のきっかけになり、職場のコミュニケーションが促進されます。

 

また、もう一つの大きな効果は、「良かったことや新しいことが増えて行く」ということです。

どういうことかと言うと、人間の脳は、「見たいものを見る」ように出来ているということです。

例えば、車の購入を検討し始めた時から急に街中を走る車が気になったり、欲しい洋服があれば人が着ている洋服のデザインが気になったりということはないでしょうか。

これは、脳が特定のものにフォーカスしている状態になっていることを表しています。

 

つまり、「何か良かったことや新しいことを話さなければ」と思うことで、自然と脳がそのことにフォーカスするようになって、「良かったことや新しい発見」に気づきやすくなるということなのです。

 

ポジティブな視点を持ってほしいと思う時、「良かったことや新しいこと」を発表してもらうという方法があります。

そして、この方法は継続的に行うことで、良かったことや新しいことを探そうとする視点が自然と定着していくことでしょう。



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