採用後、スキルはあるのにパフォーマンスが発揮できない時に起こっていること

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2023.04.10 職場環境

採用後、スキルはあるのにパフォーマンスが発揮できない時に起こっていること

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新たに人を採用した時、スキルは持っているのに、なかなかパフォーマンスが発揮できないといったことはないでしょうか。

 

従業員が企業の文化と馴染めない時

 

その人の持つスキルが仕事内容に合っていること(スキルフィット)はもちろん大切ですが、もう一つ重要なことがあります。

それが「カルチャーフィット」です。

 

カルチャーフィットとは、企業の文化に馴染めていることを言います。

企業の文化というのは、例えば、「年功序列なのか成果主義なのか」、「個人主義なのかチームワーク重視なのか」などの、価値観や行動様式などを指します。

 

カルチャーフィットしていると、自然と他の従業員とも共通点が多くなるのでコミュニケーションが取りやすくなり、生産性も上がります。

また、「入社してみたら何か違っていた」などの理由で離職してしまうことを防ぐこともできます。

 

しかし、カルチャーフィットを重視することにはデメリットもあります。

同じような考えの従業員が集まるので、多様性に欠けてしまうということです。

 

ですが、だからと言ってカルチャーフィットを全く考慮しないと、まとまりのない組織になってしまうでしょう。

 

ところで先日、ある求職中の方から、質問を受けました。

「職場の雰囲気が自分に合っている会社かどうかは、どうすれば分かりますか?」

 

私は次のようなことをお答えしました。

・面接の時に、しっかりと社内の様子を見ること

・面接官の対応の様子だけでなく、玄関を入ってから面接会場までの社内の雰囲気を見ることも大事

 

社内に知り合いなどがいれば直接訊くことができますが、そうでなければ、自分の目で見るしかありません。

面接は企業が、求職者がどんな人かを知る場ですが、求職者からしても、面接の場というのはどんな企業なのかを見極める大切な場なのです。

 

そこで、面接では企業も見極められているという意識を持ちつつ、カルチャーフィットのミスマッチを防ぐために、企業のカルチャーを発信して行くということも必要かもしれません。

カルチャーの発信は、面接の場だけでなく、企業のホームページなどで行うこともできます。

 

採用時には、スキルフィットだけでなくカルチャーフィットにも注目する必要があります。

企業はミスマッチを防ぐために、求職者に向けて自社のカルチャーを発信して行くことも大事なのです。



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