キャリアコンサルティングで従業員が辞めていく？

「キャリアコンサルティングって、転職支援などをするんですよね？

企業で働く従業員に必要なんでしょうか？

自分のキャリアについてよく考えたら、辞めて行ってしまうのでは...？」

よくいただくご質問です。

 

キャリアコンサルティングは、何のために行うのでしょうか。

 

企業でのキャリアコンサルティングの目的

 

キャリアコンサルタントには、様々な活動領域があります。

人材紹介会社等で転職支援を行うのもそうですし、公的機関での相談業務、大学での就職活動支援などもあります。

その中で、企業でのキャリアコンサルティングは、従業員様にいきいきと働いてもらうために行うものです。

 

具体的な進め方はまた別の記事でお伝えしたいと思いますが、キャリアコンサルティングでは従業員様自身の強みや関心、価値観などの棚卸しを通じて、それらが現在の仕事とどう繋がるかを確認します。

改めて振り返ることで、現在の仕事の自分にとっての意味や意義を再確認し、「やる気が出た」とおっしゃる従業員様は多いです。

もちろん、企業の方向性と従業員様の方向性がどう頑張っても一致しない場合は別の道を探ることもやむを得ないかもしれませんが、もしそのような状況で働き続けたとしても、高いパフォーマンスを出せるとは思えません。

従業員様にとっても、企業様にとっても、お互いに不幸なだけではないでしょうか。

 

企業でのキャリアコンサルティングでは、従業員様の職業人生全体について考えるとともに、現在の仕事との関わりを振り返って行きます。

元々転職の意志が強い従業員様に対しても、場合にもよりますが、まずは現在の職場で出来ることを一緒に考えて行きます。

闇雲に転職を勧めたりはいたしませんので、ご安心ください。